300 Million Over
~ あずきバー年間売上3億本突破までの軌跡 ~

”不易流行”の象徴でもある井村屋の看板商品あずきバーはついに
1年間の販売本数が3億本を突破しました。
ここではあずきバーがお客様に愛され続けるための当社のこだわりや
時代に合わせた進化の軌跡をご紹介します。

EVOLUTION
進化し続けたあずきバーの歩み

SCROLL
1973
1973

あずきバーの販売開始

和菓子の売上を着々と伸ばしていた株式会社井村屋が次に進出を試みたのはアイスクリーム業界でした。バニラ系アイスでは大手乳業メーカーに敵わず悩んでいたとき、初代社長の「うちにはあずきがあるやろ」という一言から生まれたのがあずきバーでした。ぜんざいをそのままアイスキャンディーにするという、他にはない和菓子屋ならではの斬新な発想が後の看板商品を生み出したのです。

1979
1979

BOXあずきバーの販売開始

家庭用冷凍庫の普及により自宅でもアイスクリームの保管が可能になったことで、BOXタイプのあずきバーも着実に売上を伸ばしていきました。

1983
1983

100円あずきバーの販売開始

従来の60円のものに加え、サイズが少し大きく高質感で甘味の強いワンランク上のあずきバーも販売を開始しました。

1985
1985

”甘さばなれ”にともない
甘みを抑えた

時代の変遷とともに人々の嗜好が変わり、甘さ離れが進みました。あずきバーも<不易流行>の言葉通り、時代に合わせて甘味を抑えた味わいにリニューアルしました。

1992
1993
1992
1993

砂糖をグラニュー糖に変更

すっきりとした後味にするため、使用する砂糖を上白糖からグラニュー糖に変更しました。あずきバーをよりおいしくするための研究は常に行われています。

添加物不使用に

着色料の使用をやめ、添加物不使用に。また、再び甘味度を下げ、甘さは発売当初より30~40%減となりました。

2004
2004

パッケージの一新

60円・100円あずきバーが共にパッケージを和のテイストに変更しました。

2007
2007

あずきバーの日 制定

7月1日が”あずきバーの日”として日本記念日協会により認定されました。

2013
2013

「あずきバー」商標登録

商標登録に伴いパッケージが一新されました。

BRANDING
ラインナップ強化による
あずきバーのブランディング

  • 01 新商品の開発によるシリーズ化戦略

    あずきバーシリーズとして、あずきバー、ミルク金時バー、宇治金時バーの3品を揃えて売場に置くことで、お客様に選べる楽しさを提供できるようになりました。有機JAS認定原料のあずきと砂糖を使ったオーガニックあずきバーも好評いただいています。

  • 02 斬新な発想の商品で興味を惹く

    若い世代への訴求を目指し、期間限定でゆずシャーベットやコーヒーシャーベットと合わせた商品を発売。また、Twitter等のSNSを積極的に活用。SNSでのコミュニケーションから生まれた他業界とのコラボ企画など、あずきバーを身近に感じてもらう為の話題作りを続けています。

  • 03 リニューアル×プレミア感で
    大人向けマーケティング

    2015年には、こだわりの原料を使用したプレミアムタイプの商品として「ゴールドあずきバー」シリーズを発売。より高級感のあるものを食べたいニーズに対応した商品として好評を得ています。

  • 04 付加価値をプラスして
    新たな形態で展開

    あずきバーに旬のフルーツ等、厳選した素材を加えてグレードアップした“高級あずきバー”をメインに、独創性とこだわりのある井村屋オリジナル高級アイスをジェイアール京都伊勢丹にて展開している「和涼菓堂」にて販売しています。

REINFORCEMENT
社内体制の強化で更なる販売本数増加へ

バーサラインの導入による生産拡大

あずきバーのような“氷菓”アイスは夏場に気温が上がると、需要が急増する為、春から増産をしても最盛期に供給が間に合わないことがありました。
そこで、チャンスロスをなくす為、2006年アメリカ製で生産能力の高いバーサラインを導入。国内での導入事例も少なく、大量生産に対応する為には小豆を炊く設備や包装機を追加し、当時事例のなかった全自動であずきバー6本を箱に入れる包装機を稼働。その後も、冷凍倉庫の新設や原料調達など、あずきバー増産に関わる様々な課題を乗り越えながら増産体制を整えたことによって、以降のミルク金時バー、宇治金時バーとのシリーズ化や、ゴールドあずきバーの発売も可能になり、あずきバー3億本までの道筋ができたのです。

営業力・マーケティング力で世界へ挑戦

「あずきをAZUKIに」をスローガンに、2010年より、日本の食文化や和菓子の魅力を世界に広げる為に輸出や現地での販売を拡大しています。「あずきバー」は北米やヨーロッパ、アジアでの輸出が順調に拡大し、2021年にはマレーシアであずきバー初の現地生産を行い、ASEAN市場に本格的に進出しました。