PEOPLE
社員インタビュー

理想の風味や食感を追求し
自信をもって世に出せる商品を開発する
井村屋
開発
4~6年
2018年入社
Y.M

入社を決めた理由や決め手になったポイント

大学では生物系の学科で学んでおり、就職活動の際は、食べることが大好きだったことから、食品業界を志望していました。自分が開発した商品をおいしいと言ってもらえたらうれしいだろうなと将来を想い描く中で出会ったのが、井村屋です。井村屋について調べていく中で、大学の売店でよく買っていたあずきバーや、やわもちアイスが井村屋の商品であったことを知り興味がわいたのを覚えています。入社の決め手は、企業理念である「おいしい!の笑顔をつくる」に共感したことと、社風のあたたかさに惹かれたことです。会社説明会では随所に社員同士の仲の良さを感じ、こんな風通しのよい環境で働きたいと強く思いました。

仕事内容

私は現在、開発部の菓子チームに所属し、ようかんやゼリーの開発に携わっています。開発部に配属されてすぐは、商品を実際に手作業で作ってみる”試作”を担当します。先輩が考えた商品を何度も繰り返し試作する中で、基本的な作り方や原料の配合方法などを学んでいきました。
新商品の開発では、商品の企画立案から試作、工場での生産テスト、パッケージ作成、営業用資料の作成など、多岐に渡る業務に携わります。
また、開発部の役割の一つとして、忘れてはならないのが既存商品のリニューアルです。リニューアルとは時代にあわせて、既存商品のコンセプトや配合、パッケージ、生産方法などを見直すことです。お客様に愛され続ける商品を守るための大切な仕事です。

仕事のやりがいや魅力

自分が手掛けた商品が世に出て、多くの人に食べてもらえることがこの仕事の一番のやりがいです。特に印象に残っているのは、初めて自分が開発した「袋入 羊羹 黒糖」という商品です。開発のきっかけは、春から夏にかけて販売している「袋入 水ようかん」というシリーズ商品の新たな販売機会を創り出すため、秋や冬にも受け入れられる商品を作りたいという想いでした。理想の風味や食感になるまで原料や製法を調整し、上司にアドバイスをもらいながら何度も試作を重ねました。最終的には、黒糖寒天と黒糖あんの二層構造にすることで、理想とする豊かな風味となめらかな食感を実現し、自信を持って世に送り出せる商品に仕上がりました。企画から発売までは約半年かかり、店舗に並んでいるのを見たときは、これまでにない感動を味わいました。家族や友人からは「おいしかったよ!」との言葉をもらい、入社前に思い描いていた夢が叶ったと感じることができました。

仕事において心がけていること

社内には、原料調達、生産、品質管理、営業など、様々な役割・部署が存在します。私たち開発部は様々な部署の方と連携をとりながら業務を進める必要があります。円滑に業務を進めるためには、関連部署との情報共有や密なコミュニケーションが欠かせません。仕事の話だけでなく、挨拶やちょっとした雑談を通して日頃から交流を大切にするように心がけています。他部署の方からは、担当商品以外について聞かれることもよくあるため、自分が担当する商品以外についても理解を深める必要があります。他部署だけでなく、開発部内でのコミュニケーションも大切にしていきたいと考えています。

今後の挑戦

開発部に入ったからには、今までになかったような画期的でおもしろい商品を作りたいと思っています。売場一面をずらりと埋め尽くすほどの人気商品を開発したいです。ようかんは非常に少ない原料から作られていますが、原料や配合のわずかな違いで、味はもちろん、食感や風味が大きく変わるため、シンプルだからこその奥深さがあると感じています。経験豊富な先輩方にはまだまだ到底及びませんが、経験を積み、さらにモノづくりを追求していきたいです。また、市場調査に力を入れていくことも今後の私の課題です。実際の売り場でのお客様の様子や、自分の担当とは一見関係がなさそうな商品にもアンテナをはることで、新しい商品の開発に役立てていきたいと思います。

最後に学生へメッセージをお願いします

自分たちが企画から出荷まで関わった商品がお客様に届き、「おいしい!」と喜んでもらえる、これが開発部で働く大きな魅力だと日々感じています。実は入社前までは、料理やお菓子作りをするタイプではなく、不安もありましたが、様々な研修、教育制度や、先輩方による日々の指導を通し、少しずつ開発部の一員として成長することができました。
純粋に食べることが好きな方や、お客様のために何かを作りたいという想いがある方であれば、所属学科など関係ないです。
皆さまと一緒に働けることを楽しみにしています!

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