PEOPLE
社員インタビュー

ODMの可能性を広げ、
あらゆる市場を切り拓いていく
井村屋フーズ
営業・マーケティング
7~9年
2016年入社
A.M

入社を決めた理由、決め手になったポイント

前職はお惣菜などの商品開発を行う仕事に就いていましたが、より幅広く商品の開発に携わりたいと思い、転職することにしました。井村屋フーズは、一定のカテゴリーにとらわれず、お客様から指定されたレシピで生産するOEM製品や、お客様の求める味をゼロから生み出すODM製品の開発に携われることに魅力を感じ入社を決意しました。

仕事内容

井村屋フーズ株式会社の中原工場にてアイスや、ゼリー飲料、レトルト商品などの開発と営業に携わっています。入社してから半年ほど工場研修を行い、基本的な生産の流れや機械の特徴を学びました。作る商品によって製造のプロセスも異なり、多様な製造工程があることに圧倒されたのを覚えています。その後、開発部に配属となってからは、他社品を購入して味を覚えながら、原料や配合などを数値化して分析し、自分でも作ってみるなどいろいろと勉強しました。現在は、OEMとODMどちらにも関わっており、様々な商品に関わりながら経験を積ませてもらっています。ODMではお客様が求める味をゼロから生み出していく過程において、味作りという点で、上司や、お客様から評価をいただけることもあります。

仕事のやりがいや魅力

中原工場ではこれまで、お客様のレシピで生産するOEMが主流でした。OEMではお客様の求める形に沿ってきちんと作り、品質の水準を常に100%に近い状態で生産することが大切であり、難しい点でもあります。一方ODMは、ベースが何もないところから、お客様の要望を反映してレシピを生み出します。お客様の要望を形にするまでの難しさはありますが、そのぶん理想とするものができあがったときの達成感は非常に大きいです。中原工場でも、ここ数年でODMの受注が増えており、私自身、味を一から作るということに大きなやりがいを感じ、味作りに関する知識や経験を積み重ねることが出来ています。

仕事において心がけていること

商品の試作は、原料や配合を変えて様々なパターンを試しながら、味や物性を調整していきます。配合した試作品は、試作室の測定器を使用して、データを細かく残していくことが大切になります。お客様からは、味をもう少し濃くしたい、とか、甘みを少し抑えたい、といった曖昧な表現でオーダーをいただくことが多いです。人によって感覚や味の捉え方は違いますので、試作品を作るときにはできるだけ多くのパターンを用意することを心がけています。また、試作段階では独りよがりにならず、上司や周囲の方々からアドバイスをもらうことも意識しています。開発を行う際は、固い頭をなるべく柔らかくして、柔軟に物事を捉えることも重要だと思っています。

井村屋フーズの魅力

BtoBの事業形態は、お客様との関わりが多いことが特徴です。私はもともとお客様とやりとりをすることは得意なほうではありませんでした。しかし、井村屋フーズは長い歴史の中でお客様との信頼関係を築いているからこそ、様々なお客様と話をできる機会あり、会話の中で新商品の開発依頼につながることも頻繁にあります。経験を重ねていく中で、少しずつ信頼関係を築いていきながら、お客様と二人三脚で製品を開発していけることはこの仕事の醍醐味ですし、自分が設計したものが最終的な商品として消費者に届けられることもやりがいに感じます。
開発の仕事は、技術的な要素だけでなく、お客様や社内の関係部署とのコミュニケーション、また、商談に使用する企画書をわかりやすく作成するスキルなど、総合的な力が必要な職種です。今後も自身のスキルアップを行いながら、未開拓の領域にもチャレンジして成長していきたいと思っています。

最後に学生へメッセージをお願いします

今こうして開発職に就き、さまざまな経験をさせてもらっていますが、じつは私自身、初めは開発職に就くことは難しいのではないか?と思っていたこともあります。その理由は、開発職に就くには専門的な大学院で学んだ方や、専門知識を持った方でなければ難しいと思っていたからです。しかし、いざここで開発職を担当することになってそんな不安は払拭されました。もちろん、自分自身で学ぶことや試行錯誤を繰り返すことは必要ですが、最初から諦めるのではなく、まずはトライしてみることが大切だとわかりました。仕事は自分の経験や知識だけでは解決できないことが多くあります。しかし、上司や先輩のアドバイスと自分の考えを掛け合わせることで解決できることもあります。困ったときには1人で抱えず、周りを頼って構いません。ぜひ、一緒に頑張りましょう!

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